立命館小学校 堀江未来 校長先生にお会いする
2023年5月22日(月)
立命館小学校の堀江未来校長をお訪ねする。
【エピローグ】
お会いするのは、2回目ではある。
前回は、正頭さんにはお会いできたものの、堀江さんとは、緊急の要件が入られていて、名刺交換のみで終わっていたのである。
副校長の茶谷さんが、やたらお薦めされるので、会う機会を作り会いに行くことにした。
【話される様子】
お会いしてみると、その物腰の柔らかさと明確に自分の考えを述べられる様は、とても魅力的な方であった。
決して、言い淀んだり誤魔化すような言動がないのである。
私が一つの問題点を述べると、それに対する自分の考えの上に
更に、疑問点を述べられるのである。
【自分の失敗を明確に意識して述べる堀江さん】
しかも、その疑問に私が答えると、素直に自分の迷いや失敗を明らかに述べられる。
自分の失敗を正面からまっすぐ見つめ、それに対して俯瞰した形で自分自身を見つめられている。
だからこそ、
次の一手を更に仮定し行動に移しておられるのが理解できた。
勿論、それでも上手くいくことばかりではない。
でもそれを、「何故なのか?」「こうなのか?」と振り返りを行っておられる。
そこで、また、次の仮説を立てチャレンジする。
その際に、一人一人の教員の声や、保護者の声を必ず聞いて対話を重ねておられる。
以前は、小中高統括校長でおられたそうであるが、今は、小学校の校長に専念できているようである。
それでないと、なかなか現場が見えなくなると言われていた。
立命館大学で、グローバル教養学部の教授でもあるので、
そこでの学生との授業に対する工夫の様子も、小学校運営に生きてきておられるようである。
まさに「試行錯誤する学校」を地で行っておられる。
立命館小学校もいろいろなことがあったようである。今、まさにその改革が問われていることは明白である。
【疑問点やその他の内容について】
訪問の前に、堀江さんに質問しようと思うことを15個くらい書き出して臨んだのであるが、
あまりに話が盛り上がり、そのうち1個しか聴けなかった。
その一つは、小学校の低学年で行われている「確かな学力」とは、どういうことを言われているんですか?
という質問だけである。
「それは、昔のまんまがまだ、ホームページに載っていますね。」
「今そこも含め、変えようとしているところです。」
とのお答え。
今日の話の内容からすると、なんだか違和感を一番感じたところだったのであるが、納得できた。
学校の共有ビジョンやそのための学校運営や、行事の方針等がどのように教員の中に浸透するか?
という内容が、かなり盛り上がった。
堀江さんがやられているのは、立命館大学でもグローバルとはついているが、教養学部である。
「教養学部」が現在の大学では、大学の大綱化以来少ないというような中において、
これからの「教養」についても話すことができた。
大学の教養教育自体がもうグダグダになっている現状において、非常に興味深い話になった。
小中高で行われる「探究」と「教養」の関係等についてさまざまな例を出しながら、話し合うことができた。
まあ、小中高大のどこがどうやるというようなことよりも、全てが今、連動しないといけないことになっている実感を得た。
【話終わって】
とにかく、あっという間に時間が過ぎてしまった。これは、互いにそう言って終わった。
まだまだ、話していたっかったものの、会議が入っていて仕方なく終わることに・・・・
その後、茶谷副校長と話し、
久田:「無茶苦茶楽しい時間でした。進めてくれてありがとうございます。」
「こんなに話が弾むとは、思っていなかった。」「しかもその人間性や素直な人柄の素敵な人との出会いに感謝しています。」
と伝えると
茶谷:「久田さんと、堀江さんお二人はきっと気が合うと思っていたので、おすすめしたのですが、やはりそうでしたね。」
と言われ
互いを知っている人から見た通りになっていたようである。(笑)
しかし、これこそ人と人の素敵な出会いということになるのではないのか・・・・と思える
幸せを感じることができた1日となった。
最後は、堀江さんと「また、お会いしましょう」と約束して学校を後にした。
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